ある土曜日の朝、私は池袋にいた。
今日は久しぶりに、可奈をタップリと調教する日である。
時間に余裕がある時、私は好んで池袋のとあるラブホテルを使用している。
とても綺麗で部屋も広いこのホテルは調教に最適であった。
首輪を嵌めて、奴隷を犬のように引き廻すには、ある程度広いスペースが必要だからである。
また、このホテルはサービスタイムが長く、早朝から17時までタップリと時間を取れるため、長時間の本格的な調教を行うには最適なのである。
食事などの休憩を挟みながら、7~8時間も時間をかけて奴隷を調教することは、私のようなSにとっては、本当に至福の時と言える。
私はまず、リカーショップでシャンパンとワインを購入し、その後デリで前菜やパスタ、ブレッド、ミネラルウォーター等を購入した。
途中で外出などをせず、長時間の調教を有意義に行うためには、こういった事前の準備が欠かせない。
買い物を終えた私は、一足先にホテルにはいり部屋にはいると、最初に熱いシャワーを浴び、身体を洗いながら、ゆっくりと今日の調教シナリオを考え始めた。
愛奴の裸体を思い浮かべながら、どうして辱めるかという調教シナリオをイメージするこんな時間が私は大好きだ。
私は風呂から出てバスローブを羽織ると、すぐ可奈にメールした。
『部屋は601 ホテルの場所はわかっているね?』
その後、バッグから調教道具を全て出し、拭いたりしながら手入れをする。
金具やレザーものは、丁寧に扱わないと劣化するし、なによりも調教の時には衛生面に気をつけることが、奴隷である女性への心配りであろう。
そしてまた、調教のプロローグとも言えるこのような準備の時間が、とても楽しいものなのである。
そんなことを考えていると、可奈から電話がはいった。
「可奈です。今、池袋駅に着きました。これから向かいます」
「そうか。早かったね。場所はわかるね」
「わかります。大丈夫です」
電話を切って可奈を待つ。
すると、10分ほどして、フロントからの内線がなった。
「お連れの方がいらっしゃいました」
可奈にとっての、羞恥と屈辱に満ちた長い長い性宴の幕開けである。
「遅くなってすみません」
可奈がドアを開けて入ってきた。
「いや、そんなに待っていないよ、大丈夫。」
「ここへおいで、シャンパンでも飲もう」
私は可奈を隣に座らせ、グラスにシャンパンを注いだ。
つまみは、ビタータイプのチョコレートである。
「乾杯!」
「乾杯!」
私と可奈は、シャンパンを飲みながら、ほろ酔い加減でとりとめのない話をした。
こういう何気ない会話がM女性をリラックスさせ、その後の調教をスムーズにすることを私は良く知っていた。
M女性は、OFFとONの落差が激しいほど感じるものなのである。
ふと会話が途切れ、私が可奈の眼をじっと見つめる。
可奈は微笑み、そして恥ずかしそうに眼を伏せる。
その瞬間を逃さず、私は可奈の肩を強く引き付け抱きしめた。
すると、可奈の身体の力が抜けて、私にしな垂れかかってきた。
私は、可奈のあごにそっと指を遣り、少し持ち上げると、ゆっくりと唇を重ねていった。
軽く何度も、唇で唇を愛撫したあと、ゆっくりと舌をすべりこませる。
「あっ・・・」
可奈が声にならない声をあげるが、一切構わず舌を絡ませると、可奈も舌を絡ませてくる。
私は、可奈の舌を吸い寄せると、軽く歯で噛んで、逃げられないようにする。
「くうぅ・・・ くうぅ・・・」
可奈が声にならない喘ぎ声をあげるが、許さずに舌を吸い続ける。
そして、ゆっくりと舌を解放してやると、可奈は安堵の表情で深く呼吸をした。
私はシャンパンを口に含むと、ゆっくりと可奈の唇を割って、シャンパンを注ぎ込む。
ゴクンゴクンと可奈の喉が鳴り、シャンパンを飲み干していく。
これを何度か繰り返すと、私よりアルコールの弱い可奈は、だんだんとアルコールが回って、ほのかに顔が赤らんできた。
「さぁ、立ちなさい、可奈」
この言葉が、長い長い調教の始まりを告げる合図である。
私が耳元でささやくと、可奈は諦めたように眼を閉じ、コックリと頷いた。
可奈はソファに座った私の1メートルほど前に立ち、頭の後ろで手を組み、肘を張って胸を反らした。
そして、肩幅まで脚を拡げた。
逆らうということを一切捨て去り、無防備な体勢をさらけ出すことにより、身体で服従の意思を表現する・・・これが、可奈に義務付けられた「ご挨拶のポーズ」である。
「よ~し、いい娘(こ)だ」
私はそういうと、アイマスクで可奈の眼を多い、完全に視界を奪った。
M女性の多くは、視界を奪われることにより感受性が高まり、性感が敏感になる。可奈もまた、そういうタイプであった。
「よし、脱げ! 上からだ。」
私の命令に一瞬ピクッと身体を震わせた可奈であったが、すぐに観念したようにニットに手をかけて脱ぎ始めた。
「服は後ろに投げろ! ベッドがあるから」
「グズグズするな! 次はスカートだろ」
可奈は脱いだニットを後ろのベッドに投げると、スカートのフックを外し、ファスナーを下した。
そして、一瞬躊躇しそうになったが、スッとスカートを床に落とした。
「スカートをベッドに置いて、ご挨拶のポーズをとるんだ!」
私の声にせかされたように、可奈は脱いだスカートをベッドに投げると、最初と同じご挨拶のポーズをとった。
もう、身体を隠すものは、ライトブルーのブラとショーツだけである。
私はソファで、シャンパンに口をつけて、ゆっくりと喉に流し込んだ。
そして、何も言わずに可奈を視姦し続ける。
耐えられなくなったように、可奈が少し身もだえた。
「動くな! 正面を向け」
「肘をしっかり張って、胸を反らすんだろ」
「脚をもっと開け、肩幅よりもずっと大きく開くんだ」
「あっ・・・ はい、ご主人様」
不意を突かれたように、可奈はビクッと身体を震わせ、そしてゆっくりと私の命令に従った。
私は目隠しされたまま、無防備なご挨拶のポーズをとっている可奈の後に回り込み、抱擁しながら、ゆっくりとうなじに唇をすべらせる。
「あっ、ああっ・・・」
可奈が喘ぎ声を上げ始める。
私は一切構わず、首筋に舌を這わせ、ねっとりとした愛撫を執拗に繰り返す。
「ああうぅ・・・ あっ、あっ」
可奈が昂った声を上げ始める。
私は肩と背中に舌を這わせつつ、脇腹と太ももを指と掌を使って巧みに愛撫し始めた。
「あああぁ、いや。ダメ・・・」
可奈の声はどんどん切なさを増してきた。
可奈のしっとりとした肌の感触を十分に味わったあと、私は耳元で次の命令を下した。
「さぁ、ブラを外すんだよ」
「・・・」
「早く!!」
私が厳しく命令すると、観念したように可奈は後ろに手を回し、ブラのホックをはずす。
ブラをとると、小柄で着やせするものの、Eカップはあろうという可奈の重い乳房がプルンと飛び出した。
ぎこちなく、胸を隠そうとする可奈から、私は容赦なくブラを奪い取り、それをベッドに放り投げた。
そして、次の冷徹な命令を下す。
「ホラ、もう一枚残っているぞ。」
「それもとるんだ。」
「素っ裸になるんだよ」
私はソファに腰をおろし、すでにショーツ一枚を残すのみとなった可奈を正面からじっくり鑑賞した。
シャンパンを飲みながら、言葉で徐々に奴隷を追い込んでいくのは、本当に愉しいプロセスである。
「ホラッ、早くしろよ!」
「アッ・・・ はい」
可奈は観念したように、おずおずとショーツをおろし始めた。
短く刈りそろえた、可奈の茂みが露出しはじめる。
そう、調教の日には必ず可奈の恥部を剃毛し、ツルツルに仕上げるという愉しい儀式があるため、剃刀で剃りやすいように、可奈は前日に茂みを短くしてくるように躾けてあるのだ。
どうやら、ちゃんと言いつけを守ってきたようである。
「早く脱げ!」
「脱いだら、後のベッドに投げるんだ」
「ご挨拶のポーズだろ?」
可奈は諦めたようにショーツを全ておろし、後ろのベッドに投げた。
そして、またご挨拶のポーズをとった。
全裸で恥ずかしいところまで全てを晒し、完全に服従する姿勢をとる可奈を、私は何も言わずにじっくり鑑賞する。
「よし、ご挨拶しろ!」
私が命令すると、可奈は小さな声で奴隷のご挨拶を始めた。
これは、調教の最初に、奴隷がご主人様に対し調教を懇願する儀式なのである。
「可奈は・・・」
「声が小さい!!」
「もっと大きい声で!」
私が一喝すると、可奈は一瞬ビクッとしたあと、再びご挨拶の言葉を口にし始める。
「可奈は・・・」
「ダメだ! もっと大きい声で、はっきりと言え」
「アァ・・・ はい」
「可奈は苛められたり、恥ずかしい命令をされて感じてしまう真性マゾの恥ずかしい女です。ご主人様の奴隷として、一生懸命ご奉仕させていただきますので、今日もたくさん恥ずかしい調教をしてください。お願い致します・・・」
「よ~し、いい娘(こ)だな可奈。ちゃんと奴隷の挨拶ができるようになったな」
「・・・ 」
「じゃあ、次はご挨拶の2だ」
「・・・ご主人様。お許し下さい」
「ダメだ! 命令だぞ、早く言え!」
畳みかけるように私の命令に、可奈は諦めて、さらに恥ずかしいご挨拶を口にするのだった。
「可奈は、素っ裸にされて恥ずかしいポーズをさせられたり、首輪をはめられて四つんばいで歩かされたり、足を開いたままオシッコをさせられたり、口枷をされて、よだれをたらしながら鼻フックをされたりすることが大好きな、M奴隷です。
こんなスケベ女ですが、一生懸命ご奉仕させていただきますので、今日も沢山恥ずかしい調教をしてください。お願い致します」
可奈はフルフルと身体を震わせながら、奴隷のご挨拶を口にした。
「よ~し、いい娘(こ)いい娘」
「じゃあ、お前がお願いするとおりの、恥ずかしいことを全部してやるからな」
私は筆を二本取り出し、可奈の耳の穴にすべり込ませ、ゆっくり廻しながら刺激しはじめた。
「あぁ・・・ いゃあ・・・」
可奈は切なそうな喘ぎ声をあげて、逃げようとする。
「動くな!」
私に言われて、身体をビクッと震わせたあと、堪忍したように筆の愛撫を受け入れる。
しかし我慢しきれず、腰が動き始めていた。
「あぁぁ。 あっ、あぁぁ・・・」
堪え切れずに声を上げる可奈に対し、私は筆を耳から首筋に移し、執拗に刺激を繰り返す。
「はぁはぁ・・・」
可奈の息がだんだん荒くなってきた。
全裸で身体を開かされ、ねちっこく筆で敏感な部分を刺激され続けられるのであるから、我慢できるはずがない。もうそうとう感じてきているはずである。
私は徐々に筆を首筋から乳房に移す。
そして愛撫を乳房の周りから徐々に中心に移していく、
筆が乳輪の部分を侵食し始めた時、可奈は堪らずに大きな声をあげた。
「ああっ、いや! 許してください・・・」
私はいさい構わず、徐々に筆を乳首にあてて、ねちっこく刺激し始める。
「あぁぁぁ、いやぁぁ」
可奈ははっきりと、歓喜の声を上げ始める。
「おい可奈、なんで乳首が固くなってるんだ?」
「まだ午前中だぞ。こんな時間から素っ裸にされて、恥ずかしい命令をされてるのに、なんでこんなに乳首が固くなってるんだ?」
「こんな恥ずかしいことをされて、乳首をしこらせるなんて、お前は本当に恥ずかしい女だな」
「こんなことされて、本当は嬉しいんだろ? 素直になれよ」
「あぁぁ、う・・・うれ・・・しい・・・で・す・・・」
「そうだ、素直でいい娘だぞ、可奈」
堕ちていく可奈を、私は本格的にいたぶり始めるのであった。